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相続手続きの際の必要書類

  • 文責:所長 弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2024年4月16日

1 相続手続きにおいて必要となる書類

亡くなった方の遺産を相続する際には、相続人や遺産の内容を把握するためや、預金や不動産を相続する手続きで金融機関や法務局に提出するために、様々な書類を用意する必要があります。

いくつかの手続きで共通して必要な書類もあれば、手続きによって必要となる書類が変わる場合もあります。

以下に、相続で必要となる書類の中で代表的なものを挙げます。

2 戸籍謄本、住民票

まず、亡くなった方の相続人が誰なのかを確定するため、戸籍謄本を取り寄せる必要があります。

亡くなった方については、出生から死亡までの戸籍謄本(全部事項証明書)が必要です。

相続人については、現在の全部事項証明書が必要となります。

相続人の中で、すでに亡くなった方がいる場合は、代襲相続人の有無についても、戸籍で確認する必要があります。

また、亡くなった方の最後の住所地を把握するため、住民票または戸籍の附票を取り寄せる必要もあります。

3 印鑑登録証明書

亡くなった方の預金の解約や不動産の名義変更等の手続きを行う際は、その財産を相続される方の印鑑登録証明書が必要になります。

また、場合によっては、他の相続人の印鑑登録証明書も必要となります。

4 不動産登記簿謄本、固定資産税評価額証明書

亡くなった方の不動産の名義を変更する際には、その不動産の不動産登記簿謄本と固定資産税評価額証明書が必要になります。

不動産登記簿謄本は、法務局で取得することができます。

固定資産税評価額証明書は、その不動産が所在する市区町村の役所等で取得することができますが、その名称は市区町村で異なる場合がありますので、ご注意ください。

5 遺言書

遺言書がある場合には、遺言書の方式によって必要な手続きが異なります。

公正証書遺言の場合には、その謄本を用意すれば相続手続きを進められます。

公正証書以外の、自筆証書遺言などの場合は、まず家庭裁判所で検認の手続きをする必要があります。

検認を経た上で、検認調書などを用意しておく必要があります。

自筆証書遺言などを発見した場合の、検認手続きについては、こちらもご参照ください。

6 相続手続きに必要な書類に関する相談

以上のように、相続手続きをするに際に必要な書類といっても様々なものがあります。

私たちは、相続手続きに関するご相談をお受けしております。

どのような書類が必要か分からないという方はもちろん、相続手続きに必要な書類の取寄せ等にお困りの方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご連絡いただければと思います。

書類の取寄せ等に限らず、遺言書の検認手続きの申立てや登記申請、各種の名義変更手続きの代行など、幅広く相続についてサポートをさせていただくこともできますので、相続手続きについては私たちにお任せください。

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